2014年3月19日水曜日

Mint 15とMacOS X 10.9でWineを使う

最近、お気に入りのLinux Mint 15(そろそろ16にしないとね)ですが、ひょんなことからWineをインストールしたまま全く使っていないことを思い出しました。

「ひょんなこと」とは、Win専用となっているWebサイトの動画配信を、MacやLinuxで見られたらと思って、あれやこれやと試行錯誤していたのです。考えられることはいろいろやってみたのですが、いずれもあえなく撃沈。ならばWineは使えないか?と試してみることを思い立ちました。

Mint 15の「ソフトウェアマネージャ」でWineが既にインストールされていることを確認し、さて次は、…と思ったところで、その下に「PlayOnLinux」というWineに関係するツールらしきものを発見。試しにインストールして起動してみたところ、Wineを、より簡単に使えるようにするツールらしく、Windows用のソフトのインストールが至極簡単にできることがわかりました。
#その後、Webサイトを探して詳しく調べました。(^^;;;

早速これを使って、Mint 15でIE 8(9はリストに表示されず)をインストールしてみましたが、起動はするものの、見たかったページはエラーが出て見られませんでした。ならばと、FirefoxMedia Playerもインストールして、「これなら行けるかも!」と再チャレンジ。しかし、先ほどのIE 8よりは少し良くなったものの、あと一歩のところで「プラグインが足りない」と言われて撃沈。ならばchromeでは、…と試してみましたが、こちらもダメでした。

それでも、この作業過程でWineが以前より格段に使いやすくなっていることに驚きました。で、「PlayOnLinux」という名前から推測して、「Mac用があるんじゃないか」と思いつき、そちらも試してみることにしました。

名前は、予想通り「PlayOnMac」でした。「某氏の猫空」というサイトの「MacでWindowのソフトを動かすために「PlayOnMac」を導入」を参考にして作業を進めました。

PlayOnMacをアプリケーションフォルダにコピーし、ダブルクリックで起動すると、その起動プロセスの中で、インストールされていなかった「XQuartz」もインストールすることができました。Mintのときと同じように、IE 8をインストールすると、Linuxでは出てこなかった様々なものが追加でインストールされていくので、ちょっと期待をして見守りました。

インストール作業が完了して、ホッとしたのもつかの間、日本語表示がダメダメでした。そこで、Webサイトの情報を手がかりにIPAフォントを導入しました。(IPAフォントはダウンロードしてあったものを使いました)
#optionキーを押して「移動」メニューから「ライブラリ」に入ることができます。

  • ~/ライブラリ/PlayOnMac/fonts
  • ~/ライブラリ/PlayOnMac/wineprefix/_/drive_c/windows/Fonts
  • ~/ライブラリ/PlayOnMac/wine/darwin-x86/(Wineのバージョン番号)/share/wine/fonts/

それぞれのフォントフォルダにIPAフォントをコピーしました。(シンボリックリンクでも良いみたい)これで日本語表示はだいたい出来るようになりましたが、この環境で、IE 8とMedia Playerを組み合わせて試してみましたが、Mintのときと同じようなダメ。同じくFirefoxとの組み合わせでもダメでした。(徒労感…)

Winを使わないでWin専用のWebサイトを見るというのが、こんなにハードルの高いものとは思いませんでした。(このままでいいのか!?)

【追記】その後のWine関係の動作確認などは、このブログで「Wine」を検索していただければご覧いただけます。(2023.8.9)

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