2013年9月28日土曜日

Scratch 1.4から2.0にアップしたプロジェクトを再び1.4で使えるようにする

毎度お世話になっているScratchですが、Webアプリの2.0(Flash)になってから、自分でプログラムを組む作業をしていませんでした。しかし、Scratchで教材づくりができないかとういう話になり、重い腰を上げて2.0を使ってみることにしました。

先ずは自分のアカウントでサインインして、過去の作品が動くかどうかチェックをしました。「私の作品」一覧から「中を見る」で過去にアップした作品にたどり着きます。いくつか動作のおかしいところを修正しましたが、特に大きな問題もなく共有することができました。次に、先日紹介したように、Scratch 1.4で作ったファイルをアップロードしてみました。こちらも問題なくアップロードできて、動作についても問題はありませんでした。

ここまでが比較的スムーズだったので、2.0から1.4へのプロジェクト互換もある程度考慮されているものと思っていたのですが、ここからがつまずきの始まりでした。

Scratch 2.0にアップロードしたプロジェクトをローカルにダウンロードすると、「.sb2」という拡張子のついたプロジェクトファイルでしか保存できませんでした。どこかに1.4の「.sb」に変換してくれる機能がついているのではと思って探してみたのですが、どこにも見当たりません。とりあえず、これをこのまま1.4で読めるならと試してみましたが、やはりダメでした。さらには、「.sb2」を無理やり「.sb」にして再チャレンジしてみましたが、やはりこれもダメでした。

 ネットで調べてもあまりピンとくる情報がなく、いつものようにtwitterでヘルプを求めたところ、いつもお世話になっている@abee2さんからヒントをいただき、2.0から1.4にプロジェクトファイルを変換してくれるツールを教えていただきました。そもそも、2.0のプロジェクトファイルは、ZIPでアーカイブ化されたファイル群で、拡張子の「.sb2」を「.zip」にして解凍すると、ファイルが現れるという仕組みになっています。一方、1.4のプロジェクトファイルはバイナリー。これを変換するツールが「Retro Converter」です。

早速、2.0でダウンロードしたプロジェクトファイルの変換を試みました。しかし、音のデータが上手く変換できないというエラーが出て、そこから先へ進みません。拡張子を「.zip」にして中身をいじって音のデータを外したり削除したりしてみましたがダメ。作業の最中に自分のミスか何かでファイルが壊れてしまって、「.zip」を「.sb2」に戻しても変換ツールが「ZIPじゃない」と言い出し、また始めからやり直しをすることに。泣き言をつぶやいていると、@abee2さんから"ダウンロードする前のプロジェクト自体から音のデータを外す"というヒントをいただきました。

プロジェクト自体を複製して自分が録音した音だけを削除し、ローカルにダウンロードして再チャレンジしましたが、まだダメ。ならばと、デフォルトでステージについている音も全て削除してチャレンジしたら、見事変換に成功しました。

はじめから2.0で作ったものならもっと簡単に変換できるようですが、ちょっと複雑なことをし過ぎました。(本校の場合は、ネット事情が悪く、教室ではネットを使うことができないため、ローカルで使える1.4はこれからも現役なのでした。)でも、これで大きな山は乗り越えましたので、あとは少々手直しをして教材として使えるようにするだけです。もうひとがんばりです。

2013年9月15日日曜日

Scratch 1.4のスプライト管理(ベクターを使いたい場合)

毎度お世話になっているScratchですが、Web上で使う2.0にはスプライトをベクターで描くツールがあるものの、インストールして使う1.4にはそれがありません。「ペイントエディター」で描いても修正が面倒なので、これまでほとんど使っていませんでした。しかし、「動きのある教材をScratchでなら簡単に作れるかもしれない」と思い立ち、どのようにすれば簡単にスプライトの管理ができるかやってみることにしました。

一応この実践を他の先生たちにも伝えたいという気持ちはあるので、(私がMacユーザなので)「Macじゃなきゃ出来ないんでしょう?」と言われるようなことにはしたくありません。そこで今回は、多くの学校で導入実績があるであろう「PowerPoint」を使うことにしました。
 #MSのソフトの中で、ベクター系の絵を簡単に描くソフトとして、PowerPointはなかなか使えると思っています。

絵だけをPowerPointで描くというのは(私が絵を描くときは、挿し絵的に使うことが多いので管理しやすくするため)よくやっていることなので、いつものように絵を描いて、コピー&ペーストできるかなとやってみました。しかし、どこを探しても出来そうにありませんでした。そこで、「ペイントエディター」の「読み込み」を使って、画像を読み込むことにしました。
※参考Webサイト:エレキジャックWeek18. ボスキャラを作る

GIFやJPEG、PNGなど有名所の画像ファイル形式に対応しているので、様々な画像ファイルを読み込むことが出来るようになっています。今回は、PowerPointで描いた絵を、グループ化してから右クリックし、ポップアップメニューから「図として保存…」を選択してPNGで保存して使いました。「ファイル」メニューから「画像として保存…」を使うという手もあるのですが、この場合は画面全体が一つのファイルとして保存されてしまうので、作った絵だけを切り抜きたい場合は、ポップアップメニューからやった方が良いです。

この方法で作った画像ファイルを、無事にScratchへ持ち込むことが出来るようになりました。描くときのコツとして、絵の大きさにもよりますが、画面いっぱいに描いた絵の線は、できるだけ太め(6 pt以上くらい)にした方が良いようです。そうしないと、Scratchに持って行った時、絵を小さくすると線が見えなくなってしまいます。(ペイントデータに変換されてしまうため)ペイントで絵を描くのが苦手な方は、試してみる価値はあると思います。

【追記】Scratchのサイトで、この方法で試しに作った教材を公開しました。 (2013.9.16)