2013年12月3日火曜日

AcerのNetBookにMint 16をインストールする

以前、ある研究に参加して買って頂いたAcerのNetBookPC(Windows XP入り「ASPIRE ONE D250(10.1インチ、Atom N280)」)が6台あるのですが、そろそろXPにも見切りをつけなければならない状況になり、OSをLinuxにすることを思い立ちました。

そもそもこのPCは、前任校でScratchを使った学習活動を行った際に活用したもので、Linux版のScratchではマイクからの録音ができなかったことから急遽買って頂いたものでした。現状では、Linux版のScratchでもマイクからの録音ができるようになっているため、既に存在価値がありません。しかも、XPのサポートが終了するとあっては、早めに別のOSで再生する必要がありました。

いろいろと考えた末に、使い慣れたMintで再生することにしました。問題はこのNetBookにはDVDドライブがないため、通常のインストールができないことでした。いろいろと情報を探していると、MintをUSBメモリからインストールする方法があることがわかってきました。参考にしたのは「ノートPCにUSBでLinux Mint 15をインストール」というBlog記事でした。ポイントは、「UNetBootin」というソフトを使うことのようです。早速これをMintを動かしているマシーンの「ソフトウェアマネージャ」(Ubuntuだと「Ubuntuソフトウェアセンター」でO.K)で検索すると、結構あっさり出てきました。(それだけ使用者が多く需要があるということでしょう)これを使って予めダウンロードしておいたMint 16(32bit版DVD)のISOイメージをUSBメモリに入れることにしました。
#16は、現在RCではありますが、今後正式リリースになるだろうと考えて、15からの面倒なアップグレードより、16でのアップデートの方が簡単だろうと考えました。

USBメモリの容量は、ちょっと多めに見積もって8GBのものを使用(実際には1.3GB程度しか使われていない模様)。前述の記事に従ってUNetBootinで作ったBootUSBメモリをNetBookに挿して起動します。はじめに使ったUSBメモリは、何をしてもBootしなかったので、Bootに対応していないUSBメモリだったようで、改めて別のもので再挑戦しました。するとあっさりMint 16が起動し、インストール作業を進めることができました。
#BIOSの設定でUSB HDDを優先にすることもお忘れなく。

ここから先は、「Linux Mint 15 "Olivia"のインストール」と同様に、いつものインストールウィザードで作業が進みます。毎度のことながら多少時間はかかりますが、インストール自体に問題はなく無事終了。再起動を促されるので、再起動してUSBメモリを抜き取ると、追加のアップデート作業にとりかかります。こちらも無事終了し、ようやく使える状態になりました。

ついでに、Scratch 1.4とArduino IDEを「ソフトウェアマネージャ」からインストールして、いつでも学習活動に使える状態にしました。マシーンの非力さが気になるところですが、動作としては問題ないようです。

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