2012年12月2日日曜日

Linux MintをWebサーバとして使う

以前、HTMLで教材づくりに取り組んでいたのですが、ここのところすっかりご無沙汰をしております。この教材たちは、インターネットにアクセスできる環境にあれば、どこででも使うことが出来るということでとても重宝なはずなのですが、学校というところは、ネット環境が乏しい場合が多く、こうした教材を活用することが難しい場合があります。そのため、これまでは自分でWebサーバを用意しておいて、必要なときにネットワークにつないでLANの中で使うという方法を採っていました。しかし、今の学校に赴任してからは、公私ともに多忙を極めていて、サーバを構築・整備することができずにおりました。

そんな中、某所から「情報モラルについて講演をして欲しい」という話があり、それならばこれまで作ってきた教材たちを活かせる環境を整えたいと思って、Webサーバの構築に再チャレンジすることにしました。今回選んだOSは、今までも使いたいと思っていて手を出していなかったLinux Mint 13(xfce)にしました。Ubuntuをベースにして作られていて、余計なものが入っていない軽いディストリビューションです。WebサイトからISOをダウンロードして起動DVDを作り、自宅のPCで起動して8GBのCompactFlashにインストールしました。これをカバン型パソコンに挿して(IDEに直接挿す変換ボードを使用)Webサーバにすることにしました。

起動は問題なくクリアしましたが、肝心なWebサーバが見当たりませんでした。仕方がないので、ネットにつないでから以下のコマンドを使って必要な物をインストールしました。

$ sudo apt-get update(apt-getのデータを更新)
$ sudo apt-get install apache2 php5 php5-mysql mysql-server phpmyadmin
※取りあえずWebサーバを動かしたいだけなら「apache2」だけでO.Kです。

次にCGIの環境を確認するために「perl -v」でperlが使えるかどうか確認したところ、こちらはもともと入っていたので問題なく使えるようでした。再起動して、Webブラウザを開き「http://localhost/」でWebサーバが動いていることを確認し、PHPやPerlも使えることがわかりました。あとは、htmlファイルやcgiファイルなどを所定の場所に入れておけば使えるはずです。前任校で使っていたものを流用すれば目的は達成されるので、これから微調整をしていきたいと思います。

備忘のために、それぞれの設定ファイルの置き場所をまとめておきます。

  • /etc/apache2/apache2.conf…メインの設定ファイル(触らなくて良い)
  • /etc/apache2/httpd.conf…ユーザが設定するファイル
  • /etc/apache2/conf.d/…その他の設定ファイルが置いてある
  • /etc/apache2/site-available/default…各ファイルの置き場や対応するファイル拡張子のdefault設定をしているファイル

※ざっと見ましたが、ほとんどの設定は既に出来上がっているので、あまりいじる必要がない気がしました。

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