2012年10月8日月曜日

カブトムシのフンでベランダ栽培

教室のベランダでサラダカブと小松菜の栽培を始めました。以前から行なっている食農教育の一環で、子どもたちと一緒にベランダで育てた野菜を美味しくいただくことで、食べるものを育てることの大変さや食の大切さなどを体感してもらう取り組みです。この活動の肝は、「大きな畑のない都会の学校のベランダでも出来る」ということ。10年目の研修で学んできて以来、毎年取り組んでいます。

一方、自宅で飼っているカブトムシたちは毎年大量のフンを出します。このフンは、かなり良い土になるのではないかという予感がしていて、大量に出たフンを学校に持ち込んでいました。しかし、フンの粒の塊のままでは使うに使えない感じでした。そこで、ミキサーを使ってフンを粉砕する(ダジャレか)ことにしました。もともと、牛乳パックからパルプを取り出して、紙すきをするために使っていたミキサー(その用途ではしばらく利用していなかった)に、カブトムシのフンを入れて粉砕して土状にしました。ほんのり木の匂いはするものの、ふわふわの柔らかい土が出来上がりました。これに肥料を加えて、今まで使っていた土と混ぜてみました。何だかうまく行きそうな予感がします。カブトムシのフンには、腐葉土と同じような土壌改良の効果があるようですが、今回は、少々カブトムシのフンが多めな感じです。園芸用の石灰を混ぜて土づくりは無事(?)終了。いよいよ種をまくことにしました。

まいたのは、先に紹介したサラダカブと小松菜です。両方とも、あまりクセがなくて嫌いな子が少ない野菜でもあります。既に小さな芽が出てきていて、これからどんどん大きくなっていくことを期待しています。収穫できたら、みんなで食べることを夢見て、まさに、「大きな大きなカブになれ。甘い甘いカブになれ。」と唱えたい心境です。

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