2011年12月14日水曜日

オカヤドカリの越冬対策

このところ、毎日寒い日が続いています。夜の時間が寒くなり始めた頃から、オカヤドカリの水槽に貼り付けてあるヒーターの電源を入れましたが、今は大小2枚のヒーターを使って水槽内を温めています。11月ごろからは、100円ショップで買ってきた保温シートで水槽を覆ってしまいましたので、普段は中が見えない状態になっています。(家人からは「中が見えない、見栄えが悪い」と不評ですが…)それでも、オカヤドカリたちにとって、寒いのは命を危険に晒すことになりますので、温度対策をしっかりしなければならないのです。

この状態でしばらく大丈夫(温度計で20°を下回らない)だったのですが、真冬並みの気温になってきて、温度計が20°を下回り始めました。最後の放熱場所は、水槽の蓋の部分です。うちでは、園芸用の黒い網状のシートを蓋の内側に入れて(脱走防止対策)その上から透明なプラスチックの蓋を載せています。さらに蓋を固定するために、テープ式のフックを蓋と水槽の両方につけて、髪の毛をとめるための輪ゴムを引っ掛けて固定しています。今はその上に、タオルと新聞を載せて、放熱を防いでいます。これで、明け方でも20°を下回らなくなりました。雪が降る時期になったら、全体をひざかけのようなもので覆う予定です。

防寒対策はこれで十分だと思いますが、一方で空気が乾燥してしまって水分の蒸発が早いという問題があります。水分補給はこまめにしなければなりません。うちでは霧吹きで砂に水を含ませることはしていないのですが、淡水と人工海水を水槽内に用意しています。このところ仕事が忙しくて3日ほど面倒を見ていなかったのですが、先ほど水が減ってしまっていた淡水入れの中で、オカヤドカリの死骸を見つけました。水のある所で脱皮を試みたのではないかと推察しています。まだまだ私自身がオカヤドカリの生態を掴みきれていなくて、かわいそうなことをしたなぁと反省しています。個体が小さいので、脱皮の回数は多いはずです。他のものが元気に生活をしているので、それなりに脱皮に成功しているのですが、適切な環境を整えるためにはまだまだ修業が必要です。

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