2011年1月20日木曜日

ツェナーダイオードの代わりにLEDを使う

これまで、格安Arduino互換機を作るために、DiavolinoejackinoMetaBoardなどを試してきましたが、Metajackino?(仮称)が完成し、その作り方を拙作Webサイトで公開しました。今まで様々な形でご支援いただいた皆様に感謝いたします。m(_ _)m

中でも、「ちびでぃ〜の」の件でお世話になった「ちっちゃいものくらぶ」の@tomonnn1さんには、その後のMetajackino?を作る過程でもお世話になりました。見ず知らずの私のようなものに対しても、快く対応していただいて、本当に感謝しております。で、わかったことを一つ。

Metajackino?をUSBにつなぐために作った専用ケーブルの回路の中で、ツェナーダイオードを使う部分があるのですが、ちっちゃいものくらぶのちびでぃ〜のの作り方では、発光ダイオード(LED)になっているのがずっと気になっていました。MetaBoardの回路図USB直結Arduino互換ボードの回路図ではツェナーダイオードになっているのに、LEDを使うというのはどういうことなのか。しかも、アノードとカソードのつなぎ方が逆になっているし。取りあえず、やってみるだけやってみようと思ってちびでぃ〜のキットを完成させましたが、まだよくわからないので、自分で作ったときには小信号ダイオード(1N4148)でやってみました。これでも動かないこともない状態だったので、まぁいいかと思っていたところ、@tomonnn1さんから「Vfが足りない」との指摘がありました。

そもそも電子部品の知識なんてほとんどないに等しい私ですので、Vfとは何ぞやと思って調べてみました。確かにLEDの仕様の中にVfの項目があり、数V程度の値が記されています。すると、Wikipediaの「発光ダイオード」について書かれた中に、「ツェナーダイオードの代用品として」という記述を見つけました。つまり、LEDはツェナーダイオードと代替できるということのようです。そのための手がかりとしてVfの値が重要だということのようで、@tomonnn1さんの「白か青」との指定に従って、ネットで白と青のLEDを探して、Vfの値を調べてみました。確かに、白や青のLEDは3.xV程度のVfになっているものが多かったです。これは、今回必要なツェナーダイオードの降伏電圧の値に近い値です。(小信号ダイオードではVfが1.0Vになっていました)

ここまでわかったので、Metajackino?のUSB接続ケーブルを直すことにしました。幸い、手元に青色LEDがあったので、それを使いました。使用感としてはさほどの差はありませんが、なぜ、ちびでぃ〜のキットではLEDを使っていたのかということがわかってすっきりしました。

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