2009年5月9日土曜日

子ども向けのテレビ番組に思う

こんなことを書くと、時代遅れの頑固親父な感じに捉えられてしまうかもしれないのですが、最近「言葉の重み」を意識することが少なくなってきて、雰囲気だけで話し、判断し、行動する人が多くなってきていると感じているので、思っていることの一端を書いておきます。

若者の「言葉の乱れ」などということについては、昔からよくいわれていることなので、今さらそんなことを言うつもりはないのですが、TPOや相手を意識した(わかりやすさ、相手の気持ちへの配慮など)表現というのは、どんな時代であっても大切なことではないかと感じています。しかし、ともするとその場限りのおもしろおかしな表現や他人を馬鹿にしたような表現の方が流布しやすく、子どもたちの間に浸透している現状があります。

この状況に輪をかけて悲惨だと思うのは、受信料を徴収するテレビ局の子ども向けの番組の中で、大人を大人とも思わないような発言の仕方をする子どもたち(しかも演技や話の下手なことこの上ない感じで)を平気で映していたり、何がおもしろいのかわからないような訳のわからないキャラクターが出てきたり、とにかく劣悪低俗な表現が多く見られるのがたまらなくイヤなのです。

その昔、民放で似たような番組がありました。それはそれでシュールな感じで許すことができる部分もあったのですが、天下のN○Kがやっていいことと悪いことの区別がつかなくなっている現状に、悲しさを感じています。これじゃぁ子どもたちに何も薦められないです。
#同テレビ局の他の番組では、ちゃんとした子どもたちも出ているんですけどね。

ただでさえ、家庭でのしつけもろくにされず、礼儀知らずな子どもたちが多くなっているのに、それをそのまま(ありのままと言われればそれまでなのですが…)放送してしまったのでは、全く持って示しがつかない。稚拙でもいいし、カッコ良くなくていい、変に自信満々じゃなくていいから、もう少し身の丈をわきまえた子どもたちと奇をてらわず、視聴率狙いにならない落ち着いた表現を心がけてもらいたいものです。
#表現の自由とは言うけど、その表現がどういう影響を与えるのか想像力を働かせて、自重してもらいたいなぁと思います。

いやぁまあ、こんなところでこんなこと書いても、きっと何にも変わらないのでしょうけどね。(^_^;;;

0 件のコメント: